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平成27年度N検スタートセミナー

東京会場 平成27年3月28日(土)
大阪会場 平成27年3月27日(金)

 日頃より社会科・公民科教育、大学入試対策、就職対策など様々な目的で時事問題をご指導されている、また、今後ニュース検定(以下、N検)の導入をお考えの教職員の皆様に向けて、N検をより効果的にご利用いただくためのセミナーを東京・大阪で開催しました。全国からたくさんの方にお集まりいただき、ご好評いただきました。

 同セミナーでは(株)毎日教育総合研究所・代表取締役・出川 研より開会のご挨拶、続いてN検スタッフより2015年度版公式テキスト・問題集、2014年度検定の実施報告と近時の活用傾向についてご案内しました。後半では、既にN検をご指導の現場で活用されている先生方より、18歳選挙権を見据えた取り組み例や、N検の活用事例のご報告をいただきました。以下、先生方にセミナーでお話しいただいた内容をご紹介いたします。

18歳選挙権に向けた学校での取り組み例報告

N検と模擬選挙を融合した主権者教育

 玉川学園の^合(そあい)宗隆先生には、学校で取り組んでいる模擬選挙と、第1回検定から導入いただいているN検の役割についてお話しいただきました。

 同校では18歳選挙権の実現を見据え、主権者教育で生徒に選挙への関心を高める取り組みが行われています。中でも、「社会課題に興味関心を持たせること」「投票の練習をさせること」「政治についての知識や理解を深めること」の3つの要素が重要だと考え、N検を利用した学習と模擬選挙を組み合わせた授業を展開しています。

 模擬選挙では、生徒にポスターやマニフェストなどを批判的に分析させた上で、多くの意見を出し合い、投票する政党を決める方式をとっています。さらに、市の選挙管理委員会などと連携して、なるべく本物に近い投票所づくりの工夫もしています。その結果、模擬選挙を体験した卒業生からは、「初めての選挙を迎えたときでも構えずに行くことができた」との声があったそうです。

 このように、N検と模擬選挙を融合した主権者教育を通して、有権者としての資質を備え、自分の投じる一票に価値を見出すことができる生徒の育成を目指しています。

政治的リテラシーを育むアクティブラーニング

 立命館宇治中学・高等学校の杉浦真理先生より、学校で行われている主権者教育と時事問題の取り組みについてお話しいただきました。同校では、必修科目の「現代社会」と連動し、高校1年生がN検を全員受検しているほか、高校2年生の政治経済でも受検を奨励しています。

 政治的リテラシーを育む教育を進める中で、単に若者を投票所に向かわせるだけではなく、18歳を政治的に成熟した有権者に育てるための「現状認識」「政策課題の理解を深める」「意見をまとめ、発信する」という3つのステップを踏まえた授業づくりに注力しているそうです。公式テキストと連動した授業展開によって社会の枠組みを理解させると同時に、議論や模擬投票、インタビューやプレゼンテーションといった様々なアクティブラーニングを通じて、生徒たちに社会参画の体験をさせています。また、政治をテーマにしたプレゼンテーションの授業で、フィールドワークで街の声を調べた生徒の事例についてもご紹介いただきました。

 このように、生徒が政治的教養を身につけ、自分と社会を結びつける取り組みを積極的に行っている取り組みについてお話しいただきました。

中学・高等学校・大学におけるN検活用事例報告

N検を活用した大学での時事指導

 武蔵野大学法学部の竹之内一幸先生より、大学におけるN検を活用した時事指導についてお話しいただきました。

 竹之内先生は、同大学における法学部設置や全学的基礎教育の導入に際して、法的観点からの問題解決や、「覚える」のではなく「考える」能力の向上のためには、時事問題への関心や、ニュースに直接触れることが不可欠だと考えています。同時に、授業で時事問題を扱う際、独自資料の作成で著作権などの問題が生じるというジレンマも抱えていたため、N検のテキストに魅力を感じて検定を導入しました。

 当初はゼミ生のみの受検でしたが、現在、法律学科では基礎編のテキストが新入生全員に配布され、1年次での3級受検が義務づけられています。さらに、学科表彰制度の条件を「3級合格」にするなどの工夫をした結果、1年生の合格率は90%以上に達し、2級に合格した1年生もいたそうです。加えて、全学的な広報効果もあり、法律学科以外の受検者も増加していることから、今後は全学部でのN検導入も期待されています。

 最後に、最近の大学生の資格取得への意欲やビジネス志向の高さからも、N検の認知度の向上、とりわけ就職に有効な資格としての評価が定着することが重要であると提言していただきました。

学校や生徒に合わせたN検実施への取り組み

 東京都立西高等学校の篠田健一郎先生からは、同校と前任校の東京都立富士森高等学校の2校におけるN検の取り組みについてそれぞれお話しいただきました。

生徒が学校の成績以外で実力を客観的に評価されて自信をつけたり、自分と社会を見つめる眼を意識し、ものを考える力の基礎となるという期待から、N検を導入しました。

 東京都立富士森高等学校では、勉強を得意としない生徒がN検合格を機に自分の力を認識し、面白いと思って主体的な学びに「覚醒」したり、逆に、不合格となった生徒が自分の得意分野や適性を理解して進路変更するきっかけになったそうです。

 東京都立西高等学校では、生徒に多様な学びの機会を積極的に提供しており、取り組みの一つとしてN検を導入しました。N検を通じて生徒の「事実を読む力」が養成されたことや、時事問題を通じて家族や友人間に新たなコミュニケーションが生まれたとの効果も実感しています。導入当初は10数名だった受検者も、2014年度は年間100名以上に増加しました。

 篠田先生には、2つの学校でN検を導入された経験を踏まえて、中堅校や進学校などそれぞれの学校の状況にあった受検方法や取り組みを工夫していくことを勧めていただきました。

N検継続の意義と世の中を見通す力の養成

 第1回よりN検を実施している横浜英和女学院中学高等学校の熏竚昼g先生からは、N検実施の意義についてお話をいただきました。

 同校は「キャリアを持ち、自立した人生を送ることのできる女性を育成する」という目標を打ち出しており、キャリア教育の一環として、「時代を読み、考える力」を育てるためにN検を導入しています。

 「現代社会」の授業では、わかりやすい言葉と作図を使った授業を心がけたり、定期試験に時事問題を出題することで生徒の関心を高めています。公式テキストや月イチ時事サポートも副教材として利用しており、生徒が授業で理解できていない箇所を確認する際も、テキストの解説が役立っているそうです。

 その結果、N検を通じて世の中を見通そうとする生徒が少しずつ増えてきた手応えを感じているそうです。2008年度にN検をスタートした際は少数だった受検者も、継続して実施することで2014年には延べ500名程にまで増加しました。

 「継続は力なり」と、授業前に時事用語の小テストを毎回行ったことで培った知識が、大学の授業で大変役に立ったという卒業生の声もあるそうです。時事力の向上だけではなく、大学入試や小論文対策にも公式テキストを有効活用されているという事例もご報告いただきました。

時事指導と入試対策ツールとしてのN検活用法

 報徳学園中学校・高等学校の西森利彦先生には、ニュース検定を活用した時事指導についての取り組みをご紹介いただきました。

 「「今」に興味を持たせること」が社会科教員の使命であると強く感じている西森先生は、教えたことを生徒が長く記憶に残してほしいと考えていた際にN検と出会い、2012年度より導入しました。以来同校では、中学3年生にN検の公式テキストや理解力アップシートの学習を夏休みの課題とし、休み明けのテストとして検定に取り組んでいます。

 合格の成功体験が生徒の自信につながる実感を持ち、学力層が幅広い同校においては、実力に合わせた受検級の設定をしています。

 さらに、2014年度にはスポーツ推薦やAO入試を目指す高校3年生に対して、公民科と国語科でN検テキストを利用した小論文の対策授業を始めました。「現代社会」の授業で、先生の自作プリントなどを用いてN検の検定学習をさせると同時に、国語演習ではテーマごとに論文を書くというアウトプットの練習をさせたことが、小論文や面接において、生徒にとっても非常に役に立ったと感じています。

 生徒に社会への興味を持たせることはもちろん、大学入試に直結するツールとしても、N検を活用していきたいと話していただきました。

N検を通した自立的な学習法の確立

 龍谷大学付属平安高等学校の林晃先生、佐々木じろう先生には、学校設定科目「現代を学ぶ」の授業におけるN検の活用例をご報告いただきました。

 この授業は、龍谷大学へ進学する高校3年生の入学前教育の一環として始まりました。「新聞の読める高校生」というテーマのもと、「物事を科学的に見る力」や「自分の考えの根拠を論理的に考える力」、「柔軟で多様な視点」、「プレゼンテーション能力」の獲得を目標としています。その中で、生徒に客観的な視点を与えるためには、実生活の中でニュースを読み解きながら知識を養う必要があると考え、N検を導入しました。

 授業内での説明はせず、生徒にテキストを自力で読み、調べさせながら自作の「N検プリント」を解かせたところ、多くの生徒が自分で学ぶ方法を考えられるようになったと同時に、先生が生徒をほめるきっかけにもなりました。また、生徒個々の自立した学びのためには、他人の意見や方法を学ぶような「協同的な学び」が必要との発見もあり、N検によって生徒だけでなく、先生方も新しい視点を得られたことを実感しています。

 2014年度には龍谷大学進学予定の高校3年生全員が6・8月の検定を受検し、多くの生徒が合格しました。2015年度からは、“読む力”の獲得は高校3年生からの取り組みでは遅いという課題を踏まえ、高校1年生から実施していきたいとの意欲も語っていただきました。

N検による興味分野の拡大と普及への取り組み

 プール学院中学校・高等学校の藤井竜平先生、阿部はる奈先生には、公民との連動授業や総合学習においてN検を活用した事例についてお話しいただきました。プール学院では、中学卒業と高校入学の条件として卒業論文を課すことで、「文章を書く力」、「問題意識と探求心」、「調べる力」の養成を目指しています。

 そこで課題となったのが、生徒自身が設定するテーマにおいて、興味分野の範囲が狭く、社会的な分野に目が向かないということでした。そこで2012年度は、中学生なりに社会の出来事と自分を結び付けてテーマを見つけて欲しいというねらいから、N検を導入しました。

 2012年度より一部で導入して以降、2014年度は中学の全学年でN検を実施、さらに2015年度からは中学1年、中学3年、高校2年の全生徒の受検を計画しています。全員受検には社会科のみではなく、クラスの担任の先生方の協力が絶対不可欠であるという観点から、先生方にN検を理解いただくための工夫もされています。

 今後は卒論のテーマ選定のみだけではなく、大学入試や、社会人としての成長など、生徒のあらゆるスキルアップのきっかけとしてN検を活用していただくというお話をお聞かせいただきました。

 以上、「平成27年度N検スタートセミナー」は、全国よりたくさんの先生方にご参加いただき、ご好評のうちに終了しました。

 

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主催:日本ニュース時事能力検定協会など
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