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厚みのある人間性を育む教養を
昭和女子大学 理事長 坂東眞理子氏
 

新聞を読む習慣をつけるには

 よく言われていることですが、最近の学生はあまり新聞を読みません。彼らは半径5メートル以内の話題には強く関心を示しますが、広く社会に目を配ることには積極的でないようです。

 子どもにバサッと新聞を渡し、「今日から読みなさい」と言ったところで読み始めるかというと難しいでしょう。まずは親や先生自ら新聞を読み、共通の話題になるような興味深い記事を選んで読ませてみてください。それから「この記事についてどう思う?」と質問してみたり、意見交換をすることから始めてみましょう。次に、一面下にあるコラムなど比較的まとまった記事を毎日読ませてみるとよいでしょう。コラムを読むことで、正しい日本語も学ぶことにもなります。こうして少しづつ新聞に慣れていくことが大切だと思います。

基礎を固めるために、N検の活用を

 今、私たちは多様なメディアを利用できる環境にあります。中でも新聞は「世の中で起きていることの全体像がわかる」という大きな特徴をもっています。新聞を読み続けることで、出来事の軽重を判断する力や、変化する社会のどこに着目するべきかという相場観も身につけることができるでしょう。社会の中で自分が置かれている立ち位置を知るためには、新聞を読むことは必要不可欠なのです。

 とは言え、言葉や熟語を知らなければ小説が読めないように、ニュースも基本的な知識やキーワードの意味を習得していなければ、全体像を理解するには至りません。基礎をしっかりと身につける方法として、ニュース検定を活用することも有効な手段と言えるでしょう。

教養とは「無用の用」を持つこと

 最近の学生を見ていて感じることは、「受験に役立つ」「即戦力になる」といった、すぐに成果につながりそうなことには一生懸命になるということです。教養を身につけるということは、今すぐには役に立たないかもしれないけれど、自分の引き出しがたくさんあって、いずれ人生を豊かにするような「無用の用」を持つことです。それが長い時間をかけて人間としての魅力を増し、厚みのある人間性を育むのだと思います。未来を担う若者たちには「すぐに金を儲ける」「勝ち組になる」といった視野の狭い目標よりも、自らの教養値をじっくりと醸成して欲しいと思います。

検定は、日本的な知恵に結びついた仕組み

 茶道の世界では、「免許を取ったらお茶人」というわけではなく、茶道を自分の血肉としてマスターしてはじめてお茶人となるといわれます。習い事と同様、検定試験も合格して級を取得しつつ、更に技能や知識の向上意欲を高めていくという極めて日本的な知恵に結びついた仕組みではないでしょうか。 ニュース検定においても級を取得することだけを目的とせず、そこで身につけた知識を基礎として、自分で考え、判断できる良識をもてるようになってもらえればと願っています。

プロフィール
東京大学卒業後、1969年総理府入省。内閣広報室参事官、男女協同参画室長、埼玉県副知事等を経て、98年女性初のオーストラリア・ブリスベン総領事に。2001年内閣府初代男女共同参画局長。04年昭和女子大学教授となり、同大学女性文化研究所長、同大学副学長を経て、07年より同大学学長(16年3月まで)、16年4月より同大学理事長。
著書は『女性の品格』、続編となる『親の品格』(ともにPHP新書)など多数。


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