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情報感度が未来を変える
みずほ証券 チーフマーケットエコノミスト
上野 泰也氏
 

情報感度は経済人必須の能力

 08年10月にリーマン・ブラザースの破綻から始まった全世界金融市場の大混乱を見てもわかるように、経済を見極めるために情報をどう集めるか、どう判断するかは極めて重要です。情報は時々刻々と変化していることを認識し、高い情報感度を身につける必要があります。常に鮮度の高い情報を求める姿勢を持つことが、経済人としては必須の能力と言えます。

 情報を収集するためには、まずメディアの特性を理解しなければなりません。インターネットはスピード感がある一方、情報に厚みはありません。新聞は速報性では劣りますが、その分、「深堀り」した解説記事が掲載されており、データや情報の一覧性に優れているというメリットがあります。テレビは速報性、深堀り、両方ともネットと新聞の中間でしょう。ネットだけ見ていても、テレビだけ見ていても足りません。一覧性のある媒体を活用し、立体的に情報をとらえてください。

「情報は米」、貪欲に追い求める努力を

 また、マーケットに近い人は情報収集に関してもスピード感がないと話になりません。私はいまでも、新聞は毎日海外紙も含めて全て自分でチェックし、切り抜きをします。情報に接する距離が広がると、現場感覚を失うからです。他人が気がつかないような小さな記事に、重要な変化が隠されていることもあります。マーケットの世界では情報は「米」。必需品であり、なくてはならないものです。自ら貪欲に追い求めるのが自然です。

 情報を収集するのが第一段階とすると、不要な情報、信頼できない情報を取り除き、ダブリ感のあるものを切り捨てる整理が第二段階です。これらの情報から第三段階として、今後のマーケットがどう動くのか、シナリオを構築するのです。このステップを繰り返し、最新の情報からシナリオのずれを微調整していきます。

 情報整理の方法は、まず時系列を最優先にすることをお勧めします。「株価」や「金融」などのテーマ別の整理は一見わかりやすそうですが、実はその時々の主観が入ってしまいますのであとでよくわからなくなります。人間の記憶は、時系列に沿ってできるので、これが一番合理的だと思います。

新聞を読み比べよう

 若い方にはぜひ、新聞各紙を読み比べるという体験をして欲しいと思います。経済紙だけ、一紙だけといった読み方はあまりお勧めできません。新聞記事には各社の主観が入るので、複数の紙面で比較し、考える習慣を身につけて欲しいのです。新聞を読み慣れていない人には、時事ニュースの読み解き方を覚えられるニュース検定受検も良いきっかけになると思います。

 タウンウォッチングや、身近な経済現象の観察も重要です。マクロマーケットの情報と現実の生活感がうまくかみあえば正しい予測につながり、実生活にも役立ちます。新聞を活用して、経済に強い生き方を目指してください。

プロフィール
会計検査院からみずほ銀行(旧・富士銀行)に転職、為替ディーラーを経て00年よりみずほ証券チーフマーケットエコノミスト。02年から6年連続で「日経公社債情報」の人気エコノミストランキング1位を獲得。


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