大学・短大・専門学校生

 

 自分がニュース検定に興味を持ったのは、大学3年生の春です。就職活動を間近に控えており、何か資格が欲しいと考えていました。テレビ局や新聞社も就職先として考えていたこともあり、ニュース検定の1級と2級を受験することに決めました。

 普段からニュースに触れていたので時事問題には自信があったのですが、受験勉強を始めてビックリ。

 最近のニュースに触れていても問題を解くことはなかなか難しい。一つのトピックに関する問題でも、過去の出来事から現在に至るまでの流れを把握しなければ正解できない。試験日までの新しいニュースも、過去の事例と関連させながら自分で理解しなければいけません。

 テキストと公式問題集、そして毎朝の新聞を読み込んで対策を行いました。

 6月の試験の結果、1級は残念ながら不合格でしたが、2級には合格することができました。

 自分の努力が「N検2級」という形で表れ、就活をする上での一つの安心材料になりました。しかし、個人的により大きな収穫だと感じられたのは、自分の意見を理論立ててはっきり論じられるようになったことです。

 とある企業のセミナーに参加したときの出来事です。「SDGs」と関連させた商品の開発をテーマとして、グループディスカッションが行われました。SDGsと一口に言っても、環境、経済、人権など内容は様々。すこし困ってしまいましたが、ニュース検定で得た知識、問題の背景、そして最新の時事ニュースを用いて、説得力のあり、かつ他の人とは違う切り口の提案をすることに成功しました。

 就活が終わった後も時事問題に対する理解を深めたいと勉強を続け、大学4年生の6月には1級も取得しました。これからも、時事ニュースに積極的に触れたいと思います。